001 スマホの基本(その1)
スマホとは
スマートフォン(スマホ)とは
「スマートフォン(略して「スマホ」)」は、「パソコン」と「電話」を合わせたものです。「賢い(smart)電話(phone)」ということのようです。
これまでのケータイは主に連絡手段として使われてきました。
パソコンには大きな画面で便利な機能がたくさんできるようになりました。
そこに、持ち運びできる利点を生かし、「位置情報」を利用した地図や高画質カメラの機能も搭載し、ビデオ電話もできるのが、スマホになります。
そのため、パソコンでできることは、スマホでも出来ます。
アプリとは
アプリとは
スマホは、「アプリ(アプリケーション・ソフト:応用ソフトのこと)」を追加することで、使える機能が増えていきます。
アプリは何かするためのボタンと思えばよいでしょう。テレビのリモコンと同じようなイメージです。
何かをやりたいと思ったときにボタンを押すとやりたいことができるようになります。
例としては、「カメラ」「電話」「目覚まし」「カレンダー」「メール」「本」「動画(映像)」「地図」「支払い(サイフ)」「ポイントカード」「辞書」「懐中電灯」等、使いたいと思うサービスが使いたいと思うときにいつでも使えるようになっています。
「標準アプリ」は初めから入っています。
自分の希望で追加することも、削除することもできます。
また、アプリのボタン自体は分かり易いように、それぞれ分かり易いマークで表示されます。
基本OS
基本OS
基本 OS(Operating System:オペレーティング・システム、基本ソフト)は、スマホを動かし、周辺の機器やアプリケーション・ソフトを使えるようにする重要なソフトです。
スマホを動かしている OS には、「Android(アンドロイド)」と「iOS(アイオーエス)」の二種類があります。
「Apple(アップル)」社が開発した「iPhone(アイフォン)」「iPad(アイパッド)」は「iOS」で動き、それ以外のスマホでは、基本的に「Google」社が開発した「Android」になります。
自分のスマホが、「Android」なのか「iOS」なのかは覚えておくと便利です。
基本OSが異なる2種類のスマホ
Android スマホはGoogle社が作った「Android OS」で動作する
- Android スマホは複数のメーカーが製品を開発し、販売する通信会社に合わせた調整が行われている
- メーカーや機種、OSのバージョン、さらに契約している携帯電話会社(NTTドコモ、au、ソフトバンク、格安スマホなど)によって操作方法が異なったり、独自の画面やアプリが用意されたりしている。
iPhone は Apple 社が作った「iOS」で動作する
- iPhone は発売時期によって複数の機種がある
- iPhone は、開発を Apple 社だけが行っているため、機種による違いは少なく、操作方法も基本的に共通です。
- 画面構成や操作方法はどの機種も似ているが、「ホーム」ボタンのある機種とない機種では一部異なる。
らくらくフォン
NTTドコモが販売するスマホの一種です。
画面表示を大きな文字とシンプルなデザインにするなど、初めてスマホを使う人にもわかりやすいように作られた製品の愛称です。
使われている基本OSは「Android」です。
スマホの型番やOSのバージョンを調べたい
Android
- 「設定」アプリの「端末情報」や「デバイス情報」、「システム」などの項目を開く
- 機種名や型番(モデル)、それに「ソフトウェア情報」から、OSのバージョンを示す「Android バージョン」が確認できる
iPhone
- 「設定」アプリ→「一般」→「情報」の画面で「システム(あるいは「ソフトウェア」)バージョン」、「機種名」、「モデル番号」が表示される
- モデル番号はタッチすると、「M」(あるいは「P」や「N」)で始まる「製品番号」と「A」で始まる「型番」が交互に表示される
自分の携帯電話番号を確認したい
Android
- 「設定」アプリの「端末情報」や「デバイス情報」、「システム」などの項目を開く
- 「電話番号」を確認できる
iPhone
- 「設定」アプリ→「一般」→「情報」の画面で「システム(あるいは「ソフトウェア」)バージョン」、「機種名」、「モデル番号」が表示される
- モデル番号はタッチすると、「M」(あるいは「P」や「N」)で始まる「製品番号」と「A」で始まる「型番」が交互に表示される
ストア
「ストア」とは、アプリやサービスの配信をする場所であり、アプリを指します。Android 搭載のスマホ向けの「(Google)Play ストア」と、iPhone 向けの「App Store(アップストア)」とがあります。
「(Google)Play ストア(グーグルプレイ ストア)」は、Android OSの開発元である米Google社によって提供されているコンテンツ配信サービスです。
主にAndroid OSが組み込まれているスマートフォンやタブレットを対象にして、アプリ、映像、音楽、電子書籍などのデジタルコンテンツが配信されています。
Androidスマートフォン/タブレットには「Google Play ストア(グーグルプレイストア)」という名前のアプリが標準でインストールされていて、ここからアプリなどのコンテンツを入手できるようになっています。
「App Store(アップストア)」は、Apple社が運営する、 iPhone/iPod touch/iPad 向けアプリの配信サービスです。
アカウント
「アカウント」とは:
「アカウント」とは、個人を識別および確認するための仕組み(システム)であったり、そのために事前登録する「ID(通常はメールアドレスを使う)とパスワードのセット」のことを指すこともあります。
わかりやすく日本語に例えると「会員登録」「利用者登録」みたいな意味です。アプリやサービスを使う上で、使う本人を表し、確認するために必要となります。
さらにわかり易く言うと、ID は個人の名前、パスワードはその人しか知りえない情報で、それを知っているということで本人と見做すのに使われます。
但しIDやパスワードは盗まれて、本人に成りすまされてしまうこともあります。そういうことでも、本人を確認するために第二のカギを使うこともあります。
正にこれは昨今のオレオレ詐欺の電話がかかってきても、本当の息子・娘・孫を確認するために直接電話してみる、というのと似ていませんか?
アカウントは、スマホやパソコン本体を使用する時のほか、アプリや種々のサービスを利用するための権利として必要になります。
Android スマホの場合は、「Google アカウント」、iPhone スマホの場合は「Apple ID」という言い方をします。
アカウントは、スマホを購入した時点でお店で登録してくれます。
ご自分のアカウントのID(メールアドレス)とパスワードは確認しておきましょう。
スマホの利用が広がると種々のサービスを使うようになります。その都度アカウントの登録が必要となることが多いです。
契約した携帯電話会社のサービスを使うときには、例えば「Docomo アカウント」、例えばアプリの「LINE(ライン)」を使うときには「LINE アカウント」を登録して使用します。
アカウントは一個とは限らずどんどん増えて複数個になります。
登録や確認にはそれぞれの「ID」と「パスワード」の入力を求められます。
それぞれの「アカウント」の「名称」、「ID(メールアドレス)」、「パスワード」はセットできちんと記録を取り、必要に応じていつでも確認できるようにしておきましょう。